押尾被告 弁護団3人に女性弁護人1人追加

[ 2010年9月3日 06:00 ]

押尾学被告

 合成麻薬MDMAを一緒にのんだ女性が死亡した事件で、保護責任者遺棄致死など4つの罪に問われた元俳優押尾学被告(32)の裁判員裁判が、3日から東京地裁で始まる。

 押尾被告側は3人の男性弁護団に急きょ、女性弁護人を1人加えた。女性が全裸で放置され死亡した事件だけに、女性裁判員への心証対策とみられる。
 起訴状では、押尾被告は昨年8月、MDMAを譲り渡して一緒にのんだ女性の容体が急変したのに、救急車を呼ぶなどの救護措置を取らず死亡させた、などとしている。審理は女性の救命が可能だったかどうかが最大の争点。押尾被告側は無罪を主張する見通し。
 開廷は午後1時半。傍聴整理券は同地裁の敷地内で配布され、締め切りは午後0時半。午前中には裁判員の選任手続きが行われる。

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2010年9月3日のニュース