森光子、天皇陛下の前で76年前の歌を披露

[ 2009年10月22日 17:44 ]

秋の園遊会で宇宙飛行士の若田光一さん(右手前から2人目)らと歓談される天皇、皇后両陛下。同3人目は女優の森光子、5人目は映画「おくりびと」の滝田洋二郎監督

 天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会が22日午後、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれた。映画「おくりびと」の滝田洋二郎監督ら招待された各界の功労者、自治体関係者らと配偶者計約1700人が両陛下や皇太子さまら皇族と懇談した。

 米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田監督は、天皇陛下から「このたびは賞をおめでとう」と声を掛けられ「素晴らしいスタッフ、キャストに支えられ、気持ち良く撮り終えました」と語った。
 女優の森光子(89)は1933年に陛下が生まれた際、当時住んでいた京都市の街頭で流れたのを聞いたという歌を披露。記憶を頼りに「鳴った、鳴ったサイレン。皇太子さま、お生まれなった」と節を付けて口ずさんだ。陛下は笑顔で「おいくつだったんですか」と尋ね、13歳だったという森さんに「どうぞお元気で」と励ました。
 皇太子さまのほか秋篠宮ご夫妻、寛仁親王家の長女彬子さま、高円宮妃久子さまも出席した。

続きを表示

2009年10月22日のニュース