須藤元気氏 メイド刑事と“ガチンコ対決”

[ 2009年8月28日 06:00 ]

テレビ朝日系「メイド刑事」にゲストとして出演する須藤元気(右)。福田沙紀(左)とガチンコ対決

 「K―1」などで活躍した元総合格闘家の須藤元気氏(31)がテレビ朝日系ドラマ「メイド刑事」(金曜後11・15)にゲスト出演する。引退後のドラマ出演は初めて。主演の福田沙紀(18)が扮するメイド刑事の敵役の格闘家を演じ、“ガチンコ対決”する。

 現役時代は対戦相手を錯乱させる予想不可能な動きから「変幻自在のトリックスター」の異名をとった須藤氏。9月11日放送の最終話に登場し、悪を掃除するメイド刑事の最大の敵として、再び“リング”に上がる。
 06年大みそかに現役を引退。昨年、拓大レスリング部の監督に就任し、今年の東日本学生リーグ戦でチームを優勝に導いた。一方で作家、映画監督など活躍の場を広げている。ドラマは04年の同局「スカイハイ2」以来で、京都・太秦での収録にはノリノリで参加した。
 演じるのは、大学の研究助手で、腕に覚えのあるつわもの。ある環境会議で起きた襲撃事件のカギを握り、事件を捜査するメイド刑事、葵(福田)の前に立ちはだかる。劇中とはいえ、これが“引退後初試合”。鍛え抜かれた1メートル75、73キロのボディーは現役当時のまま。トランクスは引退試合ではいた金色のもの、グローブはUFCの試合で使用したものを持参する気合の入れようだった。
 特製モップ「キューティー☆クリーナー」で戦う福田に対し、レスリング技の「俵返し」のほか、得意の寝技から「腕十字固め」を見舞うなどハッスル。女性相手にも一切の手を抜かないプロのファイトを体感し、さすがの福田もたじたじだったという。
 須藤氏は「引退してからあんなかわいいメイドさんと戦うことになるなんて思ってもみなかった。“冥土のみやげ”になった」とオヤジギャグで感想を語っている。

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2009年8月28日のニュース