マドンナ“処刑日”にコンサート「無礼だ!」

[ 2009年8月28日 10:57 ]

 ブルガリア正教会は28日までに、同国の首都ソフィアでコンサートを行う予定の米人気歌手マドンナのパフォーマンスをキリスト教に対し「無礼で容認できない」とする声明を発表、ファンに参加しないよう呼び掛けた。

 マドンナは2006年のコンサートで、十字架に張り付けにされるなどのパフォーマンスを披露。キリストの受難を連想させるとして、英国やロシアなどで非難を浴びたことがある。
 ブルガリア正教は同国最多の信者を抱え、影響力が大きい。コンサートが予定されている29日は洗礼者ヨハネが処刑された日とされ、正教会にとっては重要な祭日。教会側は「(コンサートは)キリスト教のシンボルを明らかに侵害するもの」としている。
 コンサートはソフィアで開かれる最大規模の公演になるとみられ、会場の国立競技場には5万人の来場が見込まれている。(共同)

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2009年8月28日のニュース