日テレ「おもいッきり」もWBCの影響直撃

[ 2009年3月26日 06:00 ]

 日本テレビは、グループ会社の読売新聞が第1ラウンドを主催し、06年の第1回WBCで決勝を中継するなど放送の優先権があったにもかかわらず獲得を見送った。巨額な放送権料に見合う視聴率は取れないと判断したためとされる。「放送するほど赤字が出る巨人戦中継で、局内の野球に対する拒否反応があったのでは」と分析する他局員の声もある。

 こうした姿勢に対し、巨人の渡辺恒雄球団会長は「テレ朝もTBSも損は分かっていて(高視聴率で)人気を博した。金もうけとは違う」と苦言。27日で終了し、ラストウイークとして力が入る「おもいッきりイイ!!テレビ」は24日、決勝中継の裏にあたり3・5%(前4週平均6・6%)と直撃も食らった。
 開局50周年を迎えたフジテレビにも中継の打診はあった。結果的に見送ったが、記念特番として放送していれば大きなインパクトがあったはず。昼帯だけでなくゴールデン、プライム帯にも大きな影響があっただけに、両局内には不満の声も出てきそうだ。

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2009年3月26日のニュース