WBC決勝の平均視聴率が36・4%!

[ 2009年3月26日 06:00 ]

祝勝会で記念撮影する侍ジャパン

 TBSで24日に放送されたWBC決勝「日本―韓国」の平均視聴率が36・4%(関東地区、ビデオリサーチ)を記録した。占拠率は実に71・7%に達した。今大会は生中継の全9試合で20%を上回る高い数字をマーク。改編期で激しさを増す各局の視聴率争いに大きな影響を与えた。

【侍戦士のTシャツ&帽子はこちら


 瞬間最高視聴率は9回裏、ダルビッシュが同点打を浴びた午後2時3分で45・6%。テレビを付けていた世帯の中でのシェアを示す番組占拠率は71・7%。昨年のNHK紅白歌合戦(47・8%)などを超える08年度最高となった。

 同日夜9時からも試合の模様を再放送。これが前4週の平均視聴率(11・6%)を大きく上回る26・5%。TBSのこの日の全日帯視聴率(6~24時の平均)は19・6%。現スタイルで記録を取り始めた88年以降、全局合わせて平日では最高となった。

 TBSは第2ラウンド以降に日本が進む可能性のあった試合の放送権を1試合2億円で獲得したとされる。途中敗退も想定されただけに、いわば賭けだった。最高の結果に井上弘社長は25日の定例会見で「中継させていただき大変うれしく思います」と満面の笑み。中継番組のCMでは巨額な放送権料はペイできないが「スポンサーや視聴者の皆さんにいいイメージを訴えられた」と喜んだ。視聴率争いで苦戦を強いられていただけに、4月改編に弾みをつけたいところだ。

 テレビ朝日も強化試合と1次ラウンドの計5試合を中継。放送権料は計12億円とされる。3月第1週には、開局以来初の週間3冠(全日、プライム、ゴールデン)を達成した。

続きを表示

2009年3月26日のニュース