関西大学野球リーグ

走る天理大を追いかける大体大、関国大 不気味な大阪電通大 阪神大学野球リーグ展望

[ 2023年4月7日 03:32 ]

 リーグ戦4連覇中の天理大は真城翔大、藤居海斗、本間悠貴の4年生投手トリオが強力だ。昨秋に2完封を含む3完投勝利を挙げた藤居は、上級生としての自覚も備わった。秋は調子が上がらなかった真城が復調すれば5連覇の可能性は高まる。

 昨秋2位の大体大は主力選手が卒業してチームがガラリと変わった。特に4勝を挙げた杉本壮志の穴を誰が埋めるのかがカギを握りそうだ。関西国際大は、左腕エース不後祐将の活躍に期待がかかる。打撃でも非凡なセンスを秘めており、鈴木監督は先発しない時にDH起用する考え。場合によっては投げて打つ“リアル二刀流”もありそうだ。

 昨秋、初の1部舞台の初戦で天理大から白星を挙げる鮮烈デビューを飾った大阪電通大は主力メンバーがそっくり残っているだけにダークホース的存在。江本裕輝、小島遼太の左右2本柱がしっかりしており打線がかみ合えば上位進出は十分にありそうだ。

 大産大は中心打者だった神殿康成が卒業、投手陣も世代交代したため経験の少なさをどうカバーするか。2部降格から1シーズンで1部に返り咲いた甲南大は、エースの井村多朗主将、岡本駿の1部リーグ経験投手の出来が勝敗を左右する。

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