関西大学野球リーグ

【近畿学生野球1部のキーマン】奈良学園大 学生間投票で選んだメンバーで逆襲へ

[ 2022年4月1日 05:35 ]

奈良学園大の吉田(左)と玉置
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 逆襲のシーズンが、やって来た。奈良学園大・酒井真二監督は「大学選手権出場は絶対。4年生はまだ全国を知らないので、このまま卒業させることは僕にはできない。必ず行きます」と、20年秋(明治神宮大会は中止)以来3季ぶりのリーグ戦制覇に意欲を燃やしている。

 昨年は春秋ともに悔しい結果に終わった。特例のポイント制で行われた春季リーグ戦は6勝2敗で和歌山大に次ぐ2位。秋季リーグ戦は新型コロナウイルス感染者の影響で2カードの出場辞退が響き5勝7敗の5位だった。

 戦力は整っている。打線の核として期待されている吉田龍生は「個々の能力は問題ないと思ってます。その中で今回は自分たちで登録メンバーを決めるという形になっているので競争していきたい」とチーム内の切磋琢磨(せっさたくま)が結果に結びつくと信じる。チーム初の取り組みとして学生間でベンチ入り選手を選ぶことになった。モチベーションのアップにもつながり、お互いをより観察することでチーム力アップを目指す。

 副主将の玉置辰伍は「優勝はもちろん、応援されるチームになるのも目標です。チーム力を高めるために結束していきたい」と、実力だけでなく周囲から認められる勝者を目指す。新型コロナウイルス感染対策もあり、開幕前のオープン戦は数試合と少なかった。それでも、昨年の二の舞いは繰り返せない。この春は、チーム一丸で優勝を勝ち取りに行く。 (田中 貴久)

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