関西大学野球リーグ

【近畿学生野球春季1部リーグ4月2日開幕】1部は大混戦、2部は神戸医療未来大が本命 リーグ戦展望

[ 2023年3月31日 03:25 ]

 【1部展望】頭一つ抜けた存在がなく、混戦必至だ。その中でも昨秋優勝の大阪公立大と同2位・奈良学園大の地力が高く、大阪観光大・佐藤弘樹監督も「その2チームは戦力が整っている」と警戒している。

 大阪公立大は、昨秋5勝でリーグMVPに輝いたエース右腕・正中が健在。野手も昨秋優勝メンバーが多く残っており、投打ともに戦力はそろっている。

 投手陣を強みとするのは、奈良学園大と和歌山大だ。奈良学園大は、右腕の原田と左腕の垣外中が軸で、下級生にも最速140キロ超の投手が並んでいる。春3連覇を目指す和歌山大は、左腕が充実。主戦は完投能力のある島、船引の両左腕で、昨秋に救援起用された野村や成長株の近藤も左腕。左リレーも実現可能だ。

 昨秋チーム打率トップだった大阪観光大は、広島にドラフト7位で入団した久保の穴を埋められるかがカギ。昨秋最下位の阪南大は、打線の中核を担える好打者がそろっているだけに逆襲の気配が漂う。西谷仁孝新監督が就任した神戸大は、経験の少ない選手が中心となることで伸びしろを感じさせる。

 【2部展望】就任5年目の高橋広監督に率いられる神戸医療未来大が優勝争いの中心。楠本、鈴木の両右腕、捕手の宮嶋、遊撃手の有持が150人超の大所帯を引っ張る。昨秋2位の大阪大谷大、同3位の太成学院大が追う。2部は、1カード2試合固定の総当たり戦で優勝を争う。また、2時間15分を超えて新しいイニングには入らない時間制を採用している。

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