巨人・戸郷「投げ切れなかったことが悔しい」も開幕戦以来35日ぶり今季2勝目

[ 2024年5月3日 20:50 ]

セ・リーグ   巨人8―5阪神 ( 2024年5月3日    東京D )

<巨・神>「長嶋茂雄DAY」に好投した戸郷(撮影・大森 寛明)
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 巨人の戸郷翔征投手(24)が球団創設90周年記念特別試合「長嶋茂雄DAY」として行われた3日の阪神戦(東京D)で今季6度目の先発登板。大山、中野とソロ本塁打2本を浴びるも打線の大量援護に恵まれて6回途中3安打3失点と踏ん張り、開幕戦以来35日ぶりとなる待望の今季2勝目(1敗)をマークした。

 0―0で引き分けた4月19日の広島戦(マツダ)以来、今季2度目となる小林とのバッテリー。初回をわずか8球で3者凡退に仕留めると、その裏には坂本、長野、小林、門脇と4者連続適時打が出て味方打線が一挙4点を先取し、2回には主砲・岡本和が5戦ぶりとなる5号2ランを放って6―1と大量リードを奪った。

 プロ6年目で初の開幕投手を任された3月29日の阪神戦(東京D)では6回4安打無失点と好投して今季初勝利。だが、その後は好投するも打線の援護に恵まれないことも多く、4月は4試合に先発して月間防御率2.42ながらも0勝1敗と白星に恵まれなかった。

 前回登板した4月26日のDeNA戦(横浜)でも7回5安打1失点と好投。勝利投手の権利を得て2―1の時点で降板した。だが、直後の8回に2番手右腕・西舘が逆転を許し、4番手左腕・高梨が度会に満塁アーチを浴びるなど救援陣が一挙6失点。開幕戦以来となる今季2勝目が消滅していた。

 この日は球団創設90周年記念特別試合「長嶋茂雄DAY」として開催され、長嶋茂雄終身名誉監督(88)も観戦。長嶋氏から開幕戦当日にも激励を受けていた24歳は「白星をつけることが一番ですし、よくやったと言われるようなピッチングをしたい」と意気込んでいたが、大量援護に恵まれてイニングを重ねた。

 2回には大山、6回には中野にソロ本塁打を被弾。6回、中野に被弾したあとで森下、大山に連続四球を与えてから代打・糸原に適時二塁打を許し高梨の救援をあおいだが、リリーフ陣がリードを守り切った。

 戸郷の投球内容は5回2/3で打者23人に対して93球を投げ、3安打3失点。7三振を奪い、与えた四球は3つ、直球の最速は149キロだった。

 ▼戸郷 これだけ点をもらっていたのに、投げ切れなかったことが悔しいです。もったいないボールが多かったので次回しっかりと投げ切るためにも、修正して次につなげたいです。

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