日本ハム・栗山CBO レイズのユニフォームを着てベンチ入り「素晴らしい機会 感動」

[ 2024年3月8日 05:15 ]

フィリーズ戦でレイズのユニホーム姿でベンチ入りする日本ハムの栗山英樹CBO(撮影・杉浦 大介通信員)
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 大リーグ球団の視察のために米国に滞在している日本ハム・栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO=62)が7日(日本時間8日)、フロリダ州ポートシャーロットで行われたレイズ―フィリーズのオープン戦でレイズのユニフォームを着てベンチ入りした。

 試合開始前、アンパイアにメンバー表を渡した栗山CBOは、キャッシュ監督の隣に座ってその言葉に耳を傾けていた。

 侍ジャパンの前監督としての知名度もあり、ベンチに入る前には地元記者から囲み取材を受けるシーンもあった。

 栗山CBOとの一問一答は以下の通り。
 ――レイズに興味を持っているということだが、何に惹かれたのか 「もうかなり長い間、ファイターズで監督をやっている時から、(レイズは)ファイターズと同じようにお金をたくさん使えないチームな中で、安定して勝ち続けられる。スター選手を出せている。これは非常に僕としても憧れだったので、どういうことしているのかをすごく知りたかったです」

 ――ここまで他のチームにも行ったのか
 「はい、カージナルス、ツインズ」――ベンチ入りが可能になった経緯は「行くって言って、レイズさんの方からベンチ一緒に入って監督と一緒に話しませんかって言って下さったので、はい」

 ――素晴らしい機会
 「素晴らしい機会ですね。感動していますよ」

 ――視察に来た理由は
 「僕の勉強です。これから世界一愛されるチームを作るために、とにかく勉強しなきゃいけなかったので、いまいろいろ教えてもらって、回っていくということです」

 ――キャッシュ監督は栗山さんに指揮をとらせてみたいと言っていた
 「(爆笑)。大丈夫です。僕はキャッシュさん、大好きなんで、キャッシュさんのやり方を見ています」

 ――ニアンダーGMなどどういった人たちと話したのか
 「ニアンダーさんも含め、10人くらい、各部門のトップの人が全員出てきてくれたんで、ちょっと本当に申し訳なくて、感謝しています」

 ――栗山さんの野球の指導法を簡単に説明するのであれば
 「一言で言うと、選手を愛し、選手を信じ、ですね。試合に勝つのは選手なんで」

 ――今日の背番号は
 「89です。ジャパニーズで野球なんで」

 ――栗山さんが二刀流選手を発掘したという見方もあるが
 「僕がということではなくて、翔平がその能力を持っていたので、僕はその出会いに感謝しています」

 ――上沢のことを誰よりもよく知っているが、期待することは「相手に合わせて、自分のピッチングの幅を広げることができる。日本でも数少ないミーティングができないピッチャーと相手チームに言われていました。僕は彼と10年間一緒にやりましたけど、ぜひ皆さんで愛してあげて下さい。かならず結果は残せるはずなので」

 ――今のところ打者が上沢のことをまた知らないことは有利に働くか
 「僕は信じていますので、皆さんも大事に応援してあげてください」

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