中日・中田 シート打撃で涌井から初球を左前打「僕の読み勝ち」

[ 2024年2月21日 05:10 ]

中日・中田

 中日・中田が今春初の実戦形式だったシート打撃で同様にシート打撃初登板の涌井と対戦し、初球の外角直球を左前へはじき返した。

 「バットのド先ですが、結果として良かった。さっき裏で“せこいわ、直球と分かって打ちにくるのは”と言われましたが、初球に外の直球が多いのはデータで出ていますから。僕の読み勝ちです」

 冗談交じりの口調からも順調な調整具合がうかがえた。両者は昨季まで通算94打席の対戦で打率・267(86打数23安打)、5本塁打、13打点、17三振。3学年上の先輩でも「わっくん」「翔」と呼び合う間柄で、日本ハム、巨人時代からしのぎを削ってきた。“初実戦”としては最高の相手。コースを予測し、1球で仕留めたことに価値がある。

 「今まで、あの外の直球にやられているから。ベース板の球に凄い力があって、ちょっとでも差されると打てない。追い込まれる前に初球から…と思っていた。わっくんは上位の存在。そういう方の、生きた球を見られて良かった」

 16日に腰の張りで1日だけ別メニュー調整。翌17日には全体練習に復帰した。オープン戦では23日の広島戦から始まる北谷3連戦で“竜デビュー”する予定。「まだスイングをかける出力はレベルが低いが、試合になれば上がってくる」。新主砲が一気にギアを上げる。 (湯澤 涼)

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