ソフトB・尾形“サンキュー・スイーパー”でサバイバル勝ち抜く 大谷の映像見て分析

[ 2024年2月21日 05:25 ]

ブルペン投球する尾形(撮影・岡田 丈靖)
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 うなり声を上げながら“サンキュー・スイーパー”を試した。ソフトバンク・尾形崇斗投手(24)がブルペンで今キャンプ最多86球の熱投。「大谷翔平さんが使ってらっしゃるスイーパーとカットボールの軌道を甲斐さんと確認しつつ投げました」と話した。

 背番号「39」の剛腕はドジャース・大谷の映像を見て分析し、自身のスライダーを改良した。横に大きく曲げて、縦の変化量を小さくした。「横に変化した時に打者の反応を見たい」。受けた甲斐と大声で意見交換をしながら投げ続けた。

 中継ぎとしてのアピールは、ここまで順調だ。17日の紅白戦では1回を完全投球。2三振を奪い、最速154キロも刻んだ。2軍監督だった昨季、尾形を守護神として起用した小久保監督は「だいぶ自信をつかんでいるからね。そのまま勘違いのままいったらいいと思う。1軍でもいける実力は感じる。そのままでね」と“いじり”ながら期待を寄せた。

 17、18日の紅白戦2試合を終え、首脳陣は先発で調整してきた杉山の中継ぎ再転向を決めた。藤井、松本裕、又吉、津森、長谷川らとの中継ぎ争いはヒートアップする。「与えられた場所で結果、内容を出すだけ」。新たな球種を武器にサバイバルを勝ち抜く。

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