巨人・山崎伊織「全くの誤解」と訴え マウンドに来た原監督に“投手交代拒否”はしていなかった

[ 2024年1月21日 17:00 ]

巨人・山崎伊
Photo By スポニチ

 巨人の山崎伊織投手(25)が20日に放送されたTBS特番「ジョブチューン2時間SP 現役選手が大集合!これを見れば今の日本プロ野球が丸わかり!プロ野球ぶっちゃけ祭り!!」(後6・51)にゲスト出演。昨季のあるシーンについてファンが“誤解”していると訴えた。

 プロ3年目の2023年シーズン、チームの最終戦となった10月4日のDeNA戦(東京D)で2安打完封勝利を飾り、自身初の2桁勝利をマークした山崎伊。だが、同年4月27日の阪神戦(甲子園)では先発しながら2回1/3を投げて8安打8失点KOされており、チームは0―15の惨敗を喫した。

 山崎伊が“誤解”を解きたいのはこの試合の降板シーン。当時の原辰徳監督(65)が0―6となった3回途中の場面で投手交代を告げるためマウンドに行ったが、山崎伊が指揮官にボールを手渡すのを“拒否”したとされるシーンだった。

 確かに当時のVTRを見ると、ボールを渡すように原監督が右手を伸ばした瞬間、山崎伊がそれを拒むようにボールを持った左手を引っ込めたように見えるシーンがあり、当時は“交代拒否か”とSNSをざわつかせた。

 監督の指示に従わないというネガティブな意見より、頼もしいというポジティブな意見のほうが多かったものの、山崎伊は“交代拒否か”と思ったファンの反応に心を痛めていたようで、その“誤解”を解きたいという。

 「全くの誤解なんですよ。全くの誤解で。打たれたら、やっぱこっちもイライラしてきて。うわ、打たれたわーって。で、監督出てきたの見えるじゃないですか。出てきたわ…って。で、バックスクリーン見てたんですけど、全然入ってこないんですよ、監督の話が。どうだったんだ?みたいな。分かんないです、分かんないですのこの分かんないです(と首を振ったの)と、ボールが見えないんで、手を下ろしたタイミングがちょうど重なって…」。

 ボールを渡したくないわけではなく、打たれた悔しさもあって原監督のほうではなくバックスクリーンを見ていた時に偶然ボールを持っていた左手を下ろした…というのが真相だった。

 これにはスタジオの出演者たちもさすがに納得。山崎伊は「3回6失点とかで(投手交代は)“無理です”は言えないですね」と、0―6となった3回途中での降板を“拒否”できるわけはないとし、あのシーンは「たまったまです」と強調した。

 また、このシーンでマウンドに来た原監督にかけられたのは「実力が足りないのか。メンタルなのか。どっちなんだ」という言葉だったそう。23年の1軍登板2戦目だったこともあり「うわっ!これ、2択を外したら2軍かな…」「いや、どっちや、どっちや」と思って「分からないです」と首を振ったとも明かしていた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年1月21日のニュース