「末永く、長生きしてください」阪神・中野 サイン色紙に書いた、他人の多幸まで祈れる優しさ

[ 2024年1月21日 05:15 ]

色紙を手に笑顔の中野(画像は一部加工しています)

 【記者フリートーク】「明るい家庭を築いていきたい」。阪神・中野のこの言葉の実現を確信する出来事がある。

 昨年8月上旬の名古屋遠征。激闘を終え、出かけた飲食店で偶然、居合わせた男性客に「祖父母が大ファンなんですが、いま体調が悪くて…」と激励のサインを頼まれた。中野は嫌な顔一つせず快諾。名前を聞き、丁寧に色紙にペンを走らせ、自発的に書き加えた。

 「末永く、長生きしてください」――。

 男性は驚きと感動のあまり目を潤ませ、何度も頭を下げた。その後、祖父母は快癒。日本一の瞬間までテレビの前で声をからしたそうだ。“赤の他人”の多幸まで祈れる、優しい心の持ち主。方々への愛情あふれる27歳なら、愛妻を必ず世界一、幸せにできる。(阪神担当・八木勇磨)

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