阪神・佐藤輝に虎レジェンドOB福留、糸井、鳥谷の3氏が攻守両面で成長を期待

[ 2024年1月21日 05:15 ]

ロングティーを披露する福留氏(手前)を見守る(後列右から)糸井氏、鳥谷氏(撮影・北條 貴史)
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 佐藤輝が20日、虎のレジェンドOBトリオから心強いエールを受け取った。この日、神戸市内でチャリティー野球イベントに参加した福留孝介氏、糸井嘉男氏、鳥谷敬氏から、今季の攻守両面での成長を期待された。

 まずは日米通算2450安打、327本塁打の福留氏だ。「気になるのはやっぱり佐藤輝。もっと本塁打を打てる。30本はいける」と4年目の大台到達を予言。連覇へ、佐藤輝の伸びしろを最も期待したい部分に挙げた。

 そして近大の先輩、“超人”糸井氏だ。優勝旅行先のハワイから米シアトルの「ドライブライン・ベースボール」を訪れた姿勢を「大谷(翔平)君も行っているところ。レベルアップできるように行っている。素晴らしい取り組み」と評価。日本一のお祝いとしてプレゼントした超高級腕時計を「今年ホームラン王を獲らな返してもらう」と笑い「60発」とノルマを設定した。

 トリは歴代2位の1939試合連続出場の“鉄人”で、今春キャンプで臨時コーチを務める鳥谷氏。17年には三塁手でゴールデングラブ賞を獲った名手は「サードならではの参考になるものを少しでもプレゼンしたい」とし、「もう少し、こうしたら楽にできるとかはあります。自分自身で難しくしている部分がある」と守備面での伸びしろを指摘。すでに首脳陣から佐藤輝への指導も期待されており、力を尽くす。

 レジェンドたちからの期待も力に変え、佐藤輝がアレンパのキーマンとなる。

 《鳥谷氏 今年は2軍Cも指導》
 阪神の春季キャンプで臨時コーチを務める鳥谷氏が、今年は2軍具志川キャンプも指導する予定であることを明かした。昨春は1軍のみの指導となったが、「去年と違うのは2軍にも行かせてもらう。それは楽しみ」と話した。新人のドラフト3位・山田(仙台育英)ら高卒入団の若手内野手が多い2軍での指導へ、「早めに必要なものが分かれば、そこから先の野球人生が変わってくる。そういうアドバイスができれば」と意気込んだ。

 《リアル野球盤で小学生に零敗》
 ほっともっとフィールド神戸で開催された、ボードゲームの野球盤を実際の野球場で行う「THE 野球盤」では、阪神チームは福留氏の1安打のみに抑えられ、予選を勝ち上がった小学生チーム相手に0―4で零敗。当初の5イニング制からOBで現タレントの今成亮太氏が土下座して1イニングの延長戦をゲットしたが、無得点のまま敗れ去った。福留、糸井、鳥谷、今成4氏によるトークイベントなども行われ、出場した約250人の小学生(女子は中学生、高校生、大学生)と、スタンドの約1000人の保護者、ファンが盛り上がった。

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