王貞治氏 大谷翔平に憧れ、メジャー志す選手へ 「彼が特別って言ってたんじゃ近づけない」

[ 2023年12月26日 17:26 ]

ソフトバンク・王貞治球団会長
Photo By スポニチ

 ソフトバンク王貞治球団会長(83)が24日深夜放送のテレビ朝日「GET SPORTS」(毎週日曜深夜1・25~)にVTR出演。今春の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンを率いた栗山英樹氏(62)と対談し、大谷翔平投手(29)について語った。

 対談は10月に収録された。

 大谷らに憧れてメジャーを志す選手や子供たちは増加の一途をたどる可能性が高い。

 王氏は「アメリカに行きたい、大谷選手のようにと思っている選手や子供達もたくさんいるでしょう。だけど、果たして彼がやってきたことを、グラウンド外のことも含めてできるかどうかですよ」と指摘。

 「彼はそういう意味じゃ、大変厳しい自分に対する規律もかけてやったりしている。彼も、僕の口から言うのもあれだけど、どっちかというと余裕を楽しむ方じゃなくて次へ次へって言ってるから、自分と似てる所があるなと思うんですけれど。彼のような欲望をそういう風な形で、自分にいろんなことを課しながらやれる選手が出てくるかどうか。彼が特別だって言ってたんじゃ、近づけないですから」とし、「日本の選手たちも、いずれはメジャーでって思うんでしょうけれど…ただメジャーでプレーするだけじゃなくてどうせ行くながら大谷君くらいの所まで行こうという気持ちで取り組んでほしい」とメジャーに行くなら大谷を越えるぐらいのつもりで挑んでほしいと述べた。

 また、今後の大谷翔平へ「二刀流はいつまでできるか…肘のこともあるから。でも、バッターは毎試合出ますから。お客さんにしたら毎試合出てる選手が一番いいわけで。今のスタイルでもっと突き詰めていくタイプでしょう。これでいいやと思うタイプじゃない。50本、60本までいけるようにチャレンジしようとか、常に挑む大谷翔平であってほしい」と期待を寄せた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年12月26日のニュース