王貞治氏 ミスター、イチロー氏、大谷翔平の共通点 「これがしっかりしている人は良い成績出せる」

[ 2023年12月26日 17:01 ]

ソフトバンク・王貞治球団会長
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 ソフトバンク王貞治球団会長(83)が24日深夜放送のテレビ朝日「GET SPORTS」(毎週日曜深夜1・25~)にVTR出演。今春の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンを率いた栗山英樹氏(62)と対談し、大谷翔平投手(29)について語った。

 対談は10月に収録された。

 大谷が異次元の打撃成績を残していく理由は「150、160の球やゆるく抜かれた球も打っていく。早く準備しているからできているんだと思う」と分析。

 6月30日(日本時間7月1日)のダイヤモンドバックス戦で放った自己最長の150メートル弾の映像を見ながら「腕がよく伸びてますよ。彼は両肘が最後まで伸びている。飛ばすんじゃなく、飛んでっちゃう打ち方をしていますね。飛ばそう飛ばそうというと余計な力が入っちゃいますから。飛んじゃう打ち方を求めるんですよね」と解説。

 両肘が伸びきるのは「これはイチロー君もしっかりしていました。良いバッターは、日本で過去に長嶋さん始めみんなそうでしたけれど、インパクトがしっかりしている人は良い成績を出せると思う。僕も意識していました。この形を若い選手たちには、良い選手のインパクトの瞬間を見せて、ここが一番大事なんだよっていうのを言ってやるべきだと思いますね」と述べた。

 また、体勢を崩しかけながら右手一本で打った本塁打については、「このホームランはね、彼の体力じゃなきゃ飛んでいかない。良いミートは他の選手もできるんだけど、あれをレフトスタンドに押し込んでいくのは彼の技術もあるけれど、トレーニングの賜物だと思う。相手はがっかりですよ。完全に打ち取ってるんですから。相手はショックですよね。ボールは緩い分だけ、ちょっと頭は前に出ている感じね。でも、手がよく伸びている」とうなずいた。

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