王貞治氏 大谷翔平「あの一言」を絶賛 「良いポイントついていた」「ものすごく大きかった」

[ 2023年12月26日 15:48 ]

ソフトバンク・王貞治球団会長
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 ソフトバンク王貞治球団会長(83)が24日深夜放送のテレビ朝日「GET SPORTS」(毎週日曜深夜1・25~)にVTR出演。今春の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンを率いた栗山英樹氏(62)と対談し、大谷翔平投手(29)の一言を絶賛した。

 対談は10月に収録。06年の第1回WBCで代表を率いた王会長から見た今大会を振り返った。

 まずは「あのプレッシャーは本人じゃなきゃわからないでしょうね…お疲れ様でした」と栗山監督を労った。

 「戦いが進むにつれて、相手のレベルも上がってくるでしょう?そういった中で日本の選手が個々に自分の持ち味を出してやってくれた。アメリカは出し切れなかったと思うんですよね。もちろん力はあるんだけど。それだけ日本の方がレベルが上になったのかもしれないけれど。我々がやってた時なんて、アメリカとあんな戦いは絶対できなかった」と回想。

 「ミーティングで、彼が言ってくれたのは、『憧れるのは…』っていうのは良いポイントをついて言ってくれたと思いますよね」と大谷の名言を絶賛した。

 大谷は米国との決勝前の声出しで、「ファーストにゴールドシュミットがいたりとか、センターみたらマイク・トラウトがいるし、外野にムーキー・ベッツがいたりとか。野球やっていれば誰しもが聞いたことがあるような選手たちがいると思うんですけど、今日一日だけは、やっぱ憧れてしまったら超えられないんで。今日、超えるために、トップになるために来たんで。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう。さあ、行こう!!」とチームの士気を高めていた。

 王会長は「その場での戦いでも選手たちはそんなに力の差がないのはわかったと思うんですけど…心の底では、もともとの日本とアメリカとのこういう(差)がありましたからね。あの一言はものすごく大きかったと思いますよ」と述べた。

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