大谷入団会見 テレ朝ブチ抜き生中継、リアルタイム視聴率で圧倒 列島大注目で珍しい現象発生

[ 2023年12月15日 17:27 ]

ネズ・バレロ氏(左)、水原通訳(右)と記念撮影する大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースと10年契約を結んだ大谷翔平投手(29)が14日(日本時間15日)、本拠地ロサンゼルスのドジャースタジアムで約35分の入団会見を行った。

 大谷が報道陣の取材に応じるのは10勝目を挙げた8月9日(同10日)以来、約4か月ぶり。会見場には日米だけでなく台湾のメディアも訪れるなど約150人の報道陣が集結。全米のみならず、世界中の注目を集めた。

 日本の朝の番組も“大谷シフト”となった。

 NHKは午前8時の会見開始時間には連続テレビ小説「ブギウギ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)を通常通り放送後、午前8時15分から「あさイチ」内で中継ではなく「午前8時ごろ」のテロップを入れて速報。日本テレビは「ZIP!」(月~金曜前5・50)、フジテレビは「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)、テレビ朝日は午前9時55分までの生放送番組「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)で生中継した。

 一方で、TBSは朝のバラエティー番組「ラヴィット!」(月~金曜前8・00)を、テレビ東京は「ハーフタイムツアーズ」(月~金曜前8・00)、「韓流プレミア ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由」(月~金曜前8・15)を通常通り放送した。

 テレビCM効果の分析サービスを手がける「株式会社スイッチメディア」が公開した「TVAL now(ティーバル ナウ)-テレビ番組リアルタイム視聴率-」によると、前番組から生中継を継続した「羽鳥慎一モーニングショー」は、会見がスタートした午前8時4分時点で10・2%を記録。「ブギウギ」は9・8%、「めざまし8」は7・5%、「ZIP!」は6・8%、「ラヴィット!」は2・6%、「ハーフタイムツアーズ」は0・4%だった。

 また「モーニングショー」は午前8時39分に11・3%をマークした。

 このデータは従来の視聴率とは異なり、「スイッチメディア」が独自開発したテレビ視聴調査機器で収集した世帯視聴率。国内最大規模となる約2万4000のテレビ視聴調査パネルからデータを生成。放送5分後の視聴率が1分ごとに自動更新され、一般向けに公開されている。

 通常、この時間帯は朝の連続テレビ小説が他局を上回る数字を残している。それだけに、日本中が注目した「大谷効果」と言える珍しい逆転現象となった。テレビ朝日は「グッドモーニング」終盤から生中継し、CMなしでそのまま「モーニングショー」にリレーする編成だったことも視聴者を引き付ける要素となったと見られる。

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