石井一久氏 大谷の異例オプトアウト条項 もし自分が突きつけられたら…「身が引き締まる」

[ 2023年12月15日 22:57 ]

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 今季限りで楽天監督を退き、来季から球団取締役シニアディレクター(SD)に就任する石井一久氏(50)が15日、テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜後9・54)に出演。ドジャースの入団会見に臨んだ大谷翔平投手(29)について語った。

 大谷がドジャースと結んだ10年総額7億ドル(決定時約1015億円)の契約には、大谷側が契約期間途中に破棄できるオプトアウト条項が含まれた。マーク・ウォルター・オーナー、アンドルー・フリードマン編成本部長のいずれかが役職を退いた場合に、権利行使が可能となる「キーマン条項」とも呼ばれるものだ。

 元ドジャースで同じ背番号17を背負った石井氏はこうした特殊なオプトアウトについて「異例のことですけど、ワールドシリーズ制覇と考えをまとめると非常にクレバーな考え方をしていると思う。オーナーと球団の本部長という所が変わってしまうとチームのプランや育成プランは崩れる。大谷選手が共感した、ドジャースに入団したいと思ったのと違うプランが出て来ることになる。2人と話したプランを実行していきたいという気持ちの表れだったのではと思います」と述べた。

 「監督の仕事はグラウンドの選手を表現させる、オーナーや本部長はチーム作りをグラウンドに落とし込むのが仕事。彼らが行ってることが間違いない、共感したからこそ一緒にやりたいという気持ちになったんだと思います」と大谷の気持ちを代弁。

 自身のGM経験を踏まえ、もし同じような条項を出されたら「僕は身が引き締まるというか。僕もそういう考えをしてるんですけど、選手からはっきりと明確に言われたら、やっぱりもう一度チームをしっかり構築、プランニングしていくと。逆に大谷選手がチームや彼らをもう一度引き締めたと考えてもいい。(選手も)さあ行くぞっていう気持ちになりますよね」と述べた。

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