100勝&1000安打で大谷の「特例」名球会入りへ 古田理事長が前向きに検討「しっかり評価しないと」

[ 2023年12月15日 02:30 ]

大谷翔平
Photo By スポニチ

 日本プロ野球名球会の総会が13日(日本時間14日)、米ハワイで行われ、古田敦也理事長(58)が、ドジャース移籍が決まった大谷翔平投手(29)の「二刀流特例」での名球会入りに前向きな姿勢を示した。

 「もちろん検討しないといけない。僕は(成績としても)ふさわしいと思っています」。古田理事長が挙げた数字は打者で日米通算1000安打、投手で同100勝の同時達成。同理事長は「彼はもちろん200勝、2000安打をすると思う」とした一方で、二刀流という過去に例のない困難に挑戦している大谷だからこその特例となる。今季終了時点で通算977安打&80勝。1000安打の到達は目前で、来季は右肘手術の影響でマウンドには上がらないため、残り20勝の100勝は25年以降となる。

 名球会の入会規定は打者は2000安打、投手は200勝もしくは250セーブ。しかし2000安打に比べて200勝投手が激減している事情なども考慮し、柔軟に対応するために19年に特例を設けることを決めた。昨年は元巨人の上原浩治氏が日米通算134勝、104ホールド、128セーブ、元阪神の藤川球児氏が同61勝、164ホールド、245セーブながら特例で入会した。

 大谷も古田理事長の挙げた数字をクリアし、理事の推薦を受けた上で会員の投票で75%を集めれば「二刀流特例」で入会となる。同理事長は「二刀流は新しい。価値という意味でしっかり評価しないといけない」と強調した。(山添 晴治)

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年12月15日のニュース