田淵幸一氏が明かした“伝説の左腕”江夏豊 王貞治の打席でサインに7度首を振った理由が…

[ 2023年11月11日 19:55 ]

田淵幸一氏
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 フジテレビのスポーツを題材とするトークバラエティー「ジャンクSPORTS」(土曜後5・00)が11日に放送され、田淵幸一氏(77)が阪神時代にバッテリーを組んだ“伝説の左腕投手”江夏豊氏(75)に感心したエピソードを明かした。

 この日はプロ野球の投手出身者と捕手出身者を集め、お互いの立場から忖度なく“本音”のぶつけ合い。投手側は斉藤明雄氏(68)五十嵐亮太氏(44)能見篤史氏(44)館山昌平氏(42)、捕手側は田淵氏のほか村田真一氏(59)里崎智也氏(47)細川亨氏(43)と豪華なメンバーが集結した。

 そのなかで、捕手から出たサインに投手が首を振るシーンについてのトークが盛り上がっていた時だった。

 MCを務めるお笑いコンビ「ダウンタウン」の浜田雅功(60)に「田淵さんがサイン出してて(投手に首を)振られたことはないでしょ?」と問われた田淵氏は「ありますよ」と即答。「江夏に7回」と続けた。

 当時、江夏の球種は直球とカーブの2種類だけ。だが、打席に王貞治(巨人)を迎えた場面で、直球のサインを出してもカーブのサインを出してもひたすらマウンドで首を振り、それが7度続いたことがあったのだという。

 ベンチに戻ってから「江夏。お前、2つしか球種ないのに、なんでそんなに首を振るんだ」と声をかけたところ「江夏が“王さんが足を上げた時に集中力がMAXになる。首を振ってそれをゼロにするんだ”と。それを初めてキャッチャーとして(知って)“はぁー、なるほどなー”と。やっぱり彼は物凄い頭が良かったから」と決して間合い、タイミングを打者の思い通りにはさせないレジェンド投手の駆け引きに感心していた。

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