阪神 2軍投手コーチに就任の渡辺亮氏「スカウト時代の経験も生かして」 現役時代は頼れるセットアッパー

[ 2023年11月11日 05:15 ]

<阪神・渡辺コーチ就任会見> 投手コーチに就任することが決定し、会見する渡辺亮氏 (撮影・後藤 大輝)
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 阪神は10日、来季の監督、コーチ陣の陣容を発表した。1、2軍ともに監督、コーチは全員が留任。2軍は新たに渡辺亮投手コーチ(41)、上本博紀野手コーチ(37)が加わった。嶌村聡球団本部長は配置転換もなく、1軍コーチが全員残留したことについて「当然、監督の意向」と語り、「育成も含めてファームの人数が多いし、遠征時の残留練習もある」と2軍投手コーチ3人制の意図を説明した。

 スカウトで鍛えた眼力で、若虎を育成する。2軍投手コーチ就任が決まった渡辺亮スカウトが、黄金時代の構築に向け、若手投手のレベルアップに力を尽くすことを誓った。

 「急な話だったので一番はびっくりした。若くて能力の高い選手がたくさんいるので、一人でも多く1軍で投げられるように精いっぱい頑張りたい」

 渡辺新コーチは鳴門工(徳島)から同大、日本生命を経て、05年の大学・社会人ドラフト4巡目で阪神入団。右の中継ぎ投手として07年から6年連続40試合以上に登板。08年には藤川球児の前のセットアッパーとして66試合に登板し、5勝2敗23ホールドをマークした。19年からは関西地区でアマスカウトを務め、佐藤輝、井上、小野寺などを担当した。その眼力に、球団も期待している。
 「スカウト時代の経験も生かして選手にしっかり寄り添い、いい方向に導ける指導をしたい」

 今ドラフトでも2位・椎葉(四国徳島)、6位・津田(大経大)を担当しておりコーチとしては年明けから始動する。 (鈴木 光)

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