“巨人のジョージ”ドラ3佐々木俊輔、ニックネームで知名度アップを!実力は折り紙付き

[ 2023年11月4日 08:00 ]

10月27日、実松スカウトから指名あいさつを受け、握手を交わす巨人3位の日立製作所・佐々木俊輔(撮影・花里 雄太)
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 近年、友人をあだ名で呼ばず、名前に「さん」をつけて呼ぶことを推奨する小学校が多いと聞いた。確かに、いじめにつながるようなあだ名をつけられることもあり、取り組み自体を否定するつもりはないが、一抹の寂しさも感じる。

 プロ野球界では先月末に行われたドラフト会議以降、「竜のカーショー」「レオのガリバー」など、新人たちのニックネームが紙面を彩っている。巨人からドラフト3位で指名された日立製作所の佐々木俊輔外野手(23)は「小さい頃から猿に似てるねといわれて“ジョージ、ジョージ”と呼ばれていた。ジャイアンツの皆さんにもファンの方にもジョージという愛称が定着して知名度が上がればいいなと思っています」と自ら慣れ親しんだニックネームの継続を要望した。子供たちに人気のアニメ「おさるのジョージ」は世界中で愛されている。早速、写真付きの速報記事を書いたところ、コメント欄には「思っていた以上にジョージだった」「これはもうジョージと呼ぶしかない」と多くの好意的な声が寄せられた。

 もちろん、実力も折り紙付き。走攻守3拍子そろった即戦力外野手のジョージは「一番は打撃。外野手なので打てないと、話にならない。足もセールスポイント。バッティング、足で勝負したい。(将来の)目標はトリプルスリーです」と高らかに宣言した。

 記者にも業界に入ってからつけられたニックネームがある。名字の花里(ハナザト)に濁点をつけてバナザードだ。88~90年に南海・ダイエーで活躍した助っ人の名前を先輩から授けられ、関係者にすぐに名前を覚えてもらうことができた。ニックネームは時に、人と人との距離を近づける。時代は変わり、それが消えゆくのはさみしい。そんな記者の思いも背負ってジョージには頑張ってほしい。(記者コラム・花里 雄太)

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