ブリの町から下克上誓う!楽天ドラフト8位・青野が指名あいさつ「いつかクリーンアップを」

[ 2023年11月4日 05:00 ]

プロでの出世を違う氷見・青野
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 地元の名物のように大きく成長して“出世”する。楽天からドラフト8位で指名された氷見(富山)・青野が、富山県氷見市の同校で指名あいさつを受けた。ドラフト会議では支配下で全体最後の72番目で指名された和製大砲は「長打力をアピールして、いつかクリーンアップを打ちたい」と目を輝かせた。

 氷見と言えばブリが全国的に有名だ。特に冬場の「寒ブリ」は脂が乗って絶品で「寒ブリは毎年、食べます。おばあちゃんの家でだったり、差し入れでいただいたり。新鮮で美味しいです」と故郷の自慢。タンパク質も抱負で、1メートル80、83キロという恵まれた体格の源にもなっている。

 小3から野球を始め、中学までは捕手だった。高校進学後は部員不足もあって投手兼一塁手兼捕手に。今春の選抜に21世紀枠で出場して最速145キロ右腕として注目されたが、楽天スカウト陣は高校通算23本塁打の長打力を評価。将来の4番候補として目している。小学生以来という三塁の守備練習に取り組んでおり「巨人の岡本選手の動画を見て動きを勉強中です」と明かす。

 指名漏れを覚悟する中で“しんがり指名”された時の心境を「嬉しかったけど、少し悔さもあった」と振り返る。ただ、入ってしまえば順位は関係ない。「ソフトバンク1位の前田君(大阪桐蔭)と対戦したい」。ブリは成長とともに名前が変わる出世魚として知られる。プロという大海原で出世して下克上を成し遂げる。(重光 晋太郎)

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