矢野燿大氏「シモとのバッテリーはホンマに面白かった」 下柳剛氏が「振れよ~!」と絶叫した場面とは

[ 2023年7月28日 22:22 ]

セ・リーグ   阪神7-2広島 ( 2023年7月28日    甲子園 )

阪神時代にバッテリーを組んだ下柳剛投手(右)と矢野燿大(矢野輝弘)捕手
Photo By スポニチ

 セ・リーグ注目の首位攻防戦となる阪神―広島戦が28日、甲子園球場で行われ、試合中継をしたサンテレビには、前阪神監督でスポーツニッポン評論家でもある矢野燿大氏と、同い年で気心が知れた仲の下柳剛氏が実況解説で登場し、お茶の間を沸かせた。

 場面は6回、野間がこの日2本目の安打を放った際だった。粘りながらも安打を放ったことから、2人の現役時代の話に発展し、下柳氏のマウンド上の言葉が聞こえるかと質問が出ると、矢野氏は「聞こえます。口の動きで見えますし」と話し、「シモとのバッテリーはホンマに面白かったです。こんなに面白い投手はいないですよ」とある場面を振り返った。

 「中日戦で、森野というのがすごく天才的なバッターなんです」。ある試合で下柳氏も打たれ、矢野氏とバッテリー2人で「シュートで打たれたから悔しくて、シュートで絶対に打ち取ったろう、と思った」とリベンジを画策していた。ところが「シュート、シュートでいくんですけど、3本くらい打たれたな」と返り討ちにあったと告白すると、下柳氏も「3本連続で股の間を抜かれて、全部同じ球種で」と苦笑いで振り返った。

 2人の意見は「絶対にシュートで」と一致していたが、うまくハマらず。それどころか矢野氏は「シモが最高のフォークボールを投げたんですけど、森野がピクリともしなかった時にマウンドから“振れよ~!”」と叫んだと回想。「それはバッターの勝手やろ、と。(下柳は)めちゃめちゃ面白いです」と笑いながらも懐かしがっていた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月28日のニュース