巨人・井上温大 7点援護もらうも4回投げ切れず、4失点KO プロ初勝利した中日戦で打ち込まれる

[ 2023年7月28日 19:47 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2023年7月28日    東京D )

<巨・中>4回途中降板の井上(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の4年目左腕、井上温大投手(22)が中日戦(東京D)で今季3度目の先発登板。3回までに大量7点の援護をもらいながら4回途中6安打4失点KOされ、プロ初勝利を挙げた昨年9月23日の中日戦(バンテリンD)以来308日ぶりとなるプロ2勝目を逃した。

 2試合連続で4回降板が続いていたが、今度は4回を投げ切ることができなかった。

 初回いきなり2点を失った。1番・岡林に初球を左中間への二塁打とされ、無死二塁。犠打で1死三塁となったあと、宇佐見の中前に抜けそうな打球を吉川がダイビングキャッチして二ゴロとする間に先制を許した。

 この2死走者なしの場面で4番・細川に外角高めのボール球、150キロ直球を右翼スタンドに叩き込まれ、2失点目。厳しいスタートとなった。

 だが、打線がその裏からすぐさま反撃開始。35日ぶりに戦列復帰した坂本の二塁打をきっかけに主砲・岡本和の22号3ランであっという間に3―2と逆転に成功した。

 直後の2回には先頭・ビシエドに二塁打され、初回に続いて無死二塁のピンチを背負ったが、下位打線を3者連続三振に仕留めて無失点。すると打線はその後も攻撃の手を緩めず、2回に3点、3回に1点を追加。7―2で中盤の4回に突入した。

 だが、この回、井上は先頭の細川から福永、ビシエドと3連打で失点し、村松の二ゴロの間にもう1点失うと、ここで原辰徳監督(65)がベンチを出て投手交代を告げた。

 井上は今季初登板初先発となった6月23日の広島戦(マツダ)では4回5安打2失点で降板。2度目のマウンドとなった7月15日のヤクルト戦(神宮)では4回4安打2失点で降板と4回が“壁”となっていた。

 この日の投球内容は3回1/3で打者16人に対して63球を投げ、6安打4失点。3三振を奪い、四死球はなし、直球の最速は150キロだった。

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