驚異の身体能力誇った三浦貴さん スポーツマン№1決定戦で並みいる強豪押しのけ優勝

[ 2023年7月25日 08:23 ]

2005年3月、オープン戦で適時打を放つ三浦貴さん
Photo By スポニチ

 巨人、西武でプレーし、引退後は浦和学院(埼玉)で指導者を務めていた三浦貴(みうら・たか)さんが24日、亡くなったことが分かった。45歳だった。昨年3月に大腸がんが見つかり、治療に専念。順調に回復し今年の春先に現場に復帰したが、6月から再び体調を崩していたという。

 三浦さんは巨人に投手として入団したが、3年目の03年から野手に転向。身体能力を高く評価した原監督のすすめもあった。

 グラウンド以外の場所で能力が証明されたのがTBS系列で放送されていた特別番組「スポーツマンNo.1決定戦」だった。三浦さんは3度出場し、2度目の出場だった04年の第10回大会で優勝している。

 「MONSTER BOX」(跳び箱)では、当時のプロスポーツマンタイ記録となる20段をクリア。インターバル走で、各レースごとに下位でゴールした規定人数をふるい落としていく「TAIL IMPOSSIBLE」では1位に。跳躍力、持久力などの高いレベルを示すとともに、パワー、瞬発系の種目でも大崩れすることなくコンスタントに得点し続けた。当時、アメリカンフットボールの現役選手だった里見恒平(現競輪)、川口正史、ケイン・コスギや池谷直樹を抑えての堂々の優勝だった。

 現役時代は投打のみならず、俊足、強肩を生かした守備力も高く評価されていた三浦さん。投打のみならず、走守も含めてオールラウンドな高い指導力を発揮することができただけに、早すぎる死が惜しまれる。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月25日のニュース