元巨人、西武の三浦貴さん死去 浦和学院時代の恩師・森士氏が思い語る「熱い指導者でした」

[ 2023年7月25日 13:20 ]

第105回全国高校野球選手権埼玉大会準々決勝   浦和学院―埼玉栄 ( 2023年7月25日    大宮公園 )

<埼玉栄・浦和学院>亡くなった三浦貴さんとの思い出を語る、浦和学院時代の恩師の森士前監督(撮影・尾崎 有希)
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 巨人、西武でプレーし、引退後は浦和学院(埼玉)で指導者を務めていた三浦貴(みうら・たか)さんが24日に亡くなったことを受け、高校時代の恩師である森士(おさむ)氏が「まだまだこれからという年齢ですからね。彼自身が無念でしかなかったと思う」と思いを語った。

 亡くなる前日23日に会った際には「帰る時も三浦の手を握って、僕の監督生活もおまえがいてくれたから幸せな監督生活だった」と声をかけていた。

 森氏が浦和学院の監督時代に甲子園出場した第100回記念大会では、大会期間中の練習で打撃投手を務めていた三浦さんに打球が直撃し、緊急入院したことも。しかし、その後の試合では病院からノッカーとして駆けつけたというエピソードも明かし、「大阪桐蔭の試合の時は病院から駆けつけてノックしてましたよ。帰って来てから手術したという。本当に強じん的な。野球人としては熱い指導者でしたよね」と、懐かしそうに当時を思い出していた。

 浦和学院はこの日、埼玉大会準々決勝を埼玉栄と戦っており、森氏は試合前に球場に姿を現し、取材に応じた。三浦さんの思いも背負い、夏は21年以来、2年ぶりの甲子園出場を果たすため、森氏は「選手たちは変に意識しないで持っている力を発揮してくれればなと」と願った。

 試合は3回を終え1―0で浦和学院がリードしている。

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