西武・高橋光成 完封で最下位脱出 最高気温は39度の中120球の熱投「最高です」

[ 2023年7月17日 05:20 ]

パ・リーグ   西武2-0日本ハム ( 2023年7月16日    ベルーナD )

<西・日>完封勝利し捕手・古賀と抱き合って喜ぶ高橋 (撮影・白鳥 佳樹)
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 埼玉・所沢の最高気温は39度。自慢のロン毛を涼やかに団子結びにした西武・高橋が120球の熱投だ。20年9月8日オリックス戦以来3年ぶりの完封劇でチームトップタイの6勝目。9回の最後はマルティネスをこの日最速の154キロ直球で見逃し三振に斬り「(完封を)最後にいつやったか覚えていない。最高です」と笑った。

 許した安打は4本も全て長打。それでもピンチでギアを上げた。4回1死一、三塁ではマルティネスをフォークで空振り三振に斬り、続く清宮は中飛。8回2死は石井に中越えの打球を浴び、ボールが転々とする間にホームを狙われたが、味方が無駄のない中継プレーでアウトに。「気持ちが熱くなった。このプレーで、最後までいきたいと思った」と意気に感じて好投した。

 過去20試合で2勝12敗と苦手にしていた7月。「少しでも球数を減らそう」とイニング間のキャッチボールを控えるなど工夫した。チームは今季初の5連勝で最下位を脱出し、高橋も「いいペース配分。また、新しい自分が見つかった」と手応えは上々。最高の形で、前半戦を締めた。(福井 亮太)

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