ヤクルト・中村 またV撃! 「燕プロジェクト」勝負服で反撃10点快勝

[ 2023年7月17日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト10-3巨人 ( 2023年7月16日    神宮 )

<ヤ・巨>4回、中村が逆転3ランを放つ(撮影・村上 大輔)
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 神宮を鮮やかな緑色に染めたヤクルトファンの視線の先にいたのは、またしても中村だった。連夜のお立ち台。「まさか2日連続でここに立てるとは。打った瞬間、あ、いったな、という感じだった。凄くいい結果になった」と笑った。

 1―2の4回1死一、三塁。「ゲッツー崩れでも外野フライでも1点」とメンデスの内角スライダーを左翼席へ運んだ。決勝の逆転4号3ラン。前日は「顔に当ててでも前に転がしてやる」と決勝のスクイズを決めたが「今日は顔じゃなくて、バットに当てて点を取れるようにと、必死に食らいつきました」と冗談めかした。

 打率・227と苦しむが「毎日どうしたらいいか試行錯誤」と前を向き、今季初の2試合連続マルチ安打と復調の気配。一発は5月5日のDeNA戦以来72日ぶりで、7月は11試合で今季の月別最多の6打点目となった。

 今年で11年目を迎える「燕プロジェクト」として開催中の前半戦最後の3連戦。全身緑色のユニホームで、6月20日以来今季4度目の2桁得点と打線が爆発し、連勝を飾った。

 7月はリーグトップの8勝4敗。4位・巨人とのゲーム差を5・5に縮めた。首位・阪神とは11ゲーム差だが「まだ優勝を諦めていない。巻き返せるように」と中村。球団初のリーグ3連覇へ、逆襲はこれからだ。(青森 正宣)

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