大野豊氏 落合博満さんとの対戦は楽しかった「駆け引きよ、初球の入りから始まってる」

[ 2023年7月13日 22:34 ]

大野豊氏
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 広島一筋で通算148勝138セーブの左腕・大野豊氏(67)が大久保博元氏(56)の「デーブ大久保チャンネル」に出演。一番対戦が楽しかった打者は落合博満氏と明かした。

 「駆け引きよ。初球の入り方から始まってる」

 落合氏は初球にほとんど手を出さない。「と、いうことは初球ストライクが欲しい」と大野氏は速球を生かすためにスライダーから入ることが多かった。

 落合氏は真ん中高めなどストライクゾーンの中心のボールに対しての反応は悪いが、コースを来るボールに対しては「めちゃくちゃいい」と振り返った。

 追い込んでからストライクゾーンからボールに流れるコースで勝負するが、落合氏は独特な間があり、状態が突っ込んでもバットが残って拾ってくる。

 「自分では理想的なボールを投げてるんだけど、うまいことヒットにされる」

 安打で一塁に出塁した落合氏と目が合うと「どや」という顔している。抑えたら逆にどや顔を返した。通算で4割以上打たれているが「非常に楽しかった」と懐かしんだ。

 互いの引退後、大野氏は落合氏から「お前は安心して打てる。これ(死球がないし、反応できた」と言われた。

 もう一つ、「お前を潰すにはボール球を振らんことよ」と言われた。そこを振らせるのが大野氏の持ち味だが、振らなかった数少ない一人が落合氏だった。
 

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