ヤクルトが緊急補強 長身右腕・ロドリゲスを獲得 すでに来日し14日から練習に合流

[ 2023年7月13日 16:26 ]

エルビン・ロドリゲス(AP)
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 ヤクルトは、レイズからDFA(出場選手登録の前提となる40人枠から外す措置)となったエルビン・ロドリゲス投手(25)を獲得したと発表した。今月からの契約で年俸(5カ月間)は35万ドル(約4900万円)プラス出来高。背番号は37。すでに来日しており、14日からチームの練習に合流し、今月末の1軍登板を目指す。

 最速95・7マイル(約154キロ)を誇る直球を主体にスライダー、カーブ、チェンジアップを駆使するドミニカ共和国出身の右腕。昨季はタイガースでメジャーデビューし、7試合の登板で0勝4敗、防御率10・62だった。レイズに移籍した今季は3Aで10試合に先発し、3勝3敗。45イニングで48奪三振と高い奪三振能力が魅力だ。

 メジャーでは今月7日のブレーブス戦で初登板し、リリーフで3回1/3を完全投球。5三振を奪い、ナ・リーグのMVP候補に挙がるアクーニャを二ゴロに抑えた。ところが8日に球団がDFAにしたと発表。奥村政之国際グループ担当部長は「試合に勝つための投球をする投手。25歳と若く、長い目で見たい。将来的に中心の投手になってほしい」と期待を込めた。

 今季のヤクルトは先発の駒不足に苦しんでいる。奥川や原、山下らを故障で欠き、開幕ローテーション入りしたドラフト1位の吉村も2軍で調整中。先発投手が安定せず、補強が急務だった。首位・阪神とは13ゲーム差(12日現在)の5位と低迷しているが、球団史上初のリーグ3連覇を諦めていない。新外国人投手獲得で駒不足を補い、上位進出を目指す。

 ◇エルビン・ロドリゲス 1998年3月31日生まれ、ドミニカ共和国出身の25歳。14年にエンゼルスへマイナー契約で入団。17年9月にタイガース傘下へ移籍し、22年4月にメジャーデビュー。同年は7試合に投げ0勝4敗、防御率10・62。23年はレイズに移籍し、メジャーでは1試合の登板で、傘下3Aで10試合に先発し3勝3敗、防御率3・40。1メートル95、93キロ。右投げ右打ち。

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