オリックス宇田川弟の川口市立・健　救援で力投も悔し初戦敗退「来年はエース番号をつけられるように」

第105回全国高校野球選手権埼玉大会2回戦   川口市立4―6 上尾 （ 2023年7月12日    大宮公園 ）

＜上尾・川口市立＞フォークを投げる川口市立・宇田川（撮影・穂垣　駿）
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　川口市立は逆転負けで初戦敗退となった。オリックス・宇田川優希投手（24）の弟、健（2年）は、4―5と逆転された7回1死満塁から5番手として登板。後続に押し出し四球を与えたものの、8回からの2イニングは無失点に封じた。

　「自分が抑えれば逆転できる。これまでもそうやってきた。絶対に勝つ思いで投げた」

　兄と同じ決め球のフォークを武器に、シード校から2三振を奪った。中継ぎとしてWBCの日本代表にも選出された兄。同じ中継ぎとして「何か重なるものがあった」と大きな刺激を受けている。

　尊敬する兄からは、マウンドでの心構えについて助言を受けたことがある。「来年はエース番号をつけられるように」。悔しい敗戦を経て、さらなる躍進を誓った。（穂垣　駿）