ヤクルト・村上　2打席連発!!　11戦43打席ぶりの一発「後半戦は巻き返したい」

セ・リーグ   ヤクルト8－5中日 （ 2023年7月12日    神宮 ）

＜ヤ・中＞6回、3ランを放つ村上（撮影・白鳥　佳樹）
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　神宮に「村神様」が帰ってきた。1点を勝ち越された直後の6回2死一、三塁。ヤクルトの村上は祖父江の甘く入った直球を完璧に捉え、右翼席中段へライナーで突き刺し、確信歩きを始めた。

　「点を取られた直後で、すぐに取り返したいという気持ちで打った」。11試合、43打席ぶりの一発となる逆転の13号3ランを放つと8回も再び右翼席へ14号ソロ。「前打席のいい感覚を確認してこれなら打てると思って打席に入った」と笑顔で振り返った。1試合2発は今季2度目だが2打席連発は56本塁打を放った昨年の8月26日のDeNA戦以来だ。

　打撃が低調でも4番での起用を続けてきた高津監督は「2本とも彼らしい、素晴らしい打撃」と主砲復活を喜ぶ。前半戦は残り4試合で村上も「ふがいない前半戦だったので、後半戦は巻き返したい。ボクが打てば流れに乗れるし、そういうポジションだと思います」と誓う。勝利打点はDeNA・牧に並ぶ両リーグ最多の11度目だが、3冠王に輝いた昨季と比較すると色あせると自覚している。4番が打てば勝てることも、自覚している。（伊藤　幸男）