ブルージェイズ・菊池雄星 カナダデーにメジャー自己最多8勝目ならず 4回1/3を5失点

[ 2023年7月2日 05:45 ]

ア・リーグ   ブルージェイズーレッドソックス ( 2023年7月1日    トロント )

レッドソックス戦に先発したブルージェイズ・菊池(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)が1日(日本時間2日)、本拠地トロントでのレッドソックス戦に先発。4回1/3を7安打5失点と乱れ、メジャー自己最多となる8勝目を得ることはできなかった。防御率は4点台に逆戻りし、4・08となった。

 立ち上がりからエンジン全開だった。先頭のレフスナイダーにストレートの四球を与えたが、2番・バードゥーゴは内角への94・8マイル(約152・5キロ)直球で見逃し三振。盗塁で走者を二塁に進めるも、3番・ターナーを中飛、4番・ディバースは96・3マイル(約154・9キロ)直球で空振り三振に仕留め、胸を張ってベンチへと戻った。

 1-0で迎えた2回は1死から吉田、ヘルナンデスに連打を許し、その後2死満塁のピンチを招いたが、レフスナイダーをカーブで一邪飛に仕留めてスコアボードに「0」を並べた。しかし、事態が暗転したのは1-0の3回だ。1死一塁からディバースに中越えの逆転2ランを被弾。今季21本目の痛恨の被弾となった。

 味方が一時は同点に追いついたが、2-2の5回には1死一塁からターナーに左中間二塁打を打たれて勝ち越しを許すと、次打者・ディバースにもな中前打を浴び、失点を重ねた。5回途中での降板を余儀なくされた。

 1日はカナダの建国記念日で、現地では「カナダデー」として祝日に設定されている。試合前にはカナダ、米国両国の国家が斉唱されるなど、盛大なセレモニーが行われた。ユニホームも普段の青から「赤」基調の特別仕様にチェンジ。帽子のロゴはメープルリーフへと変更された。菊池は「特別な1日」に勝利を目指し、全力で腕を振ったが、勝ち星には結びつかなかった。

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