広島・栗林 出た自己最速155キロ 完全復活の兆し「出力は上がっている。自信持って投げたい」

[ 2023年7月2日 05:00 ]

セ・リーグ   広島2ー3ヤクルト ( 2023年7月1日    神宮 )

<ヤ・広>力投する広島・栗林(撮影・村上 大輔)
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 広島・栗林が自己最速タイ155キロを計測するなど力強い投球を展開し、1回無失点。復活へ一歩前進した。

 「コントロールは今イチだったけど、出力は上がっている。自信を持って投げていきたい」。1点を追う7回から3番手で登板。先頭・山田に左前打を浴び、次打者サンタナの4球目で暴投も犯して無死二塁のピンチを招いた。だがそこから踏ん張った。サンタナは二ゴロに料理。走者の三進を許したが、後続の中村をフォークで見逃し三振、内山を直球で空振り三振に仕留めた。直球は150キロ台を連発し、カットボール、フォークも効果を発揮。「ピンチでギアを上げられたのは良かった」と振り返った。

 チームの連勝は6でストップ。ただ敗戦の中にあって、上位進出へ不可欠な右腕が漂わせた復調気配は、貴重な収穫と言えた。

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