ソフトBの“しまんちゅ”リレーでピンチ脱出 東浜だ!嘉弥真だ!又吉だ!南国仕込みの熱~い絆

[ 2023年4月3日 05:10 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5-3ロッテ ( 2023年4月2日    ペイペイD )

6回途中から登板し好リリーフした又吉(左から3人目)は嘉弥真(左端)、東浜(右端)らナインの出迎えを受ける(撮影・岡田 丈靖)
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 ピンチは突然、訪れた。5回までは4安打無失点とロッテ打線につけいる隙を与えなかったソフトバンク・東浜が、崩れた。6回に連打と味方の野選などでピンチを招くと3点を失い、なお1死二、三塁と絶体絶命のピンチ。救ったのは、ともに2連投となった変則両腕だった。

 安田の場面で2番手としてマウンドに上がったのは沖縄県石垣市出身の左腕・嘉弥真。ロッテは右の大砲・井上を代打に送ったが、シュートで二ゴロに打ち取り二死とすると、今度は同県浦添市出身・又吉が続いた。代打・茶谷をフルカウントから丁寧に右飛に仕留めると「いい感じで、投げられました。助けられて良かった」と喜んだ。

 島人(しまんちゅ)リレーの完成だった。同県うるま市出身の東浜は「沖縄の先輩2人に助けてもらい、とても心強かった」と今季初勝利へつなげてくれた同郷の絆に感謝した。開幕戦からのチームの無失点イニングこそ「23」で止まったが、その後も松本裕、津森、オスナがつないで追加点は許さない。開幕1、2戦目は大関、藤井が7回を投げてブルペンの負担を軽減させたこともあり、フル充電の中継ぎ陣が存分にらしさを発揮した。

 藤本監督は「6回は、よく3点に抑えた」とにやり。次週末は2連戦のために東浜は登板機会を1度、空けて9日の西武戦(鹿児島)は藤井が先発予定することになったが、5回までの内容はキャンプの調整遅れを感じさせないものだった。(井上 満夫)

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2023年4月3日のニュース