片足立ちで歯磨き　一糸乱れぬストライド　阪神・才木の意識の高さは“姿勢”を見れば分かる

セ・リーグ   阪神6－2DeNA （ 2023年4月2日    京セラD ）

5回2死一塁、佐野の打球を中野が好捕し、喜ぶ才木（撮影・岸　良祐）
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　【記者フリートーク】阪神・才木の意識の高さは“姿勢”を見れば分かる。例えば、練習中のポール間走。ピンと背筋を伸ばしたままテンポ良く、一糸乱れぬストライドで駆ける。毎日観察していても、ずっと同じ形を保っているのが分かる。ある日、気になって聞いてみると、意図があった。

　「トレーニングでも“軸”に着目してやっているんですよ。普段、僕は“ふにゃふにゃ”した感じなんで。何か動きに入った瞬間にしっかり軸を保てるように、歩行とかランニングでもブレないようにしてるんです」

　最近では私生活にも取り入れる。「日常でもできることはないかなと」。自宅ではどちらか片方の足で立って歯磨き。「結構、難しくて、できない」と笑った。「それが無意識にできるようになれば、マウンドでも無意識に軸がつくれる。日々のクセ付けですね」。すべてはマウンドで極上の一球を投げるためだ。（阪神担当・遠藤　礼）