大阪桐蔭・西谷監督、甲子園通算66勝目　執念采配「スリーバントスクイズ」で決勝点

第95回選抜高校野球大会3回戦   大阪桐蔭1―0能代松陽 （ 2023年3月28日    甲子園 ）

＜大阪桐蔭・能代松陽＞7回、選手を出迎える西谷監督（撮影・岸　良祐）
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　大阪桐蔭・西谷浩一監督が執念の采配で勝利を呼んだ。7回1死三塁、6番・村本勇海の打席でカウント1―2から「スリーバントスクイズ」を成功させ、唯一の得点を奪った。

　「リスクもあったけど、直球の可能性の高いカウントだった」

　当の村本が「“ほんまにサイン合ってるんかな？”と驚きました」と振り返ったように選手も目を疑った一手だった。これで春夏通算通算66勝目。通算勝利数の歴代1位である高嶋仁監督（智弁学園、智弁和歌山）の68勝まで、あと2勝に迫った。

　○…大阪桐蔭の西谷浩一監督は選抜通算30勝目。高嶋仁監督（智弁学園で5勝、智弁和歌山で25勝）に並び、中村順司監督（PL学園）の歴代最多31勝にあと1と迫った。