中日・加藤球団代表 亡命報道のロドリゲス投手と約1週間音信不通状態「正確な情報は何もない」

[ 2023年3月29日 14:19 ]

中日・ロドリゲス

 WBCキューバ代表だった中日のジャリエル・ロドリゲス投手(26)が亡命したと、フランシス・ロメロ記者がツイッターで報じたことを受けて、中日の加藤球団代表が29日、バンテリンドームで取材に応じ、本人サイドと音信不通になっている現状を明かした。

 「球団としては、予定の便で彼は来日しなかったということ、きょう(29日)の昼の便かな、中部国際空港に着く、それに乗っていなかったということ。現在、本人に連絡を取ったり、キューバ野球連盟に確認していますが、正確な情報は何もないです。本人とはまったく連絡が取れない状況、今言えることはそれだけです」

 本人サイドと球団側が最後に連絡を取れたのは、約1週間前。加藤球団代表は、「来日の予定を決める時に連絡をしていて、きょうの便で、というところまでやっているので。1週間くらい前、WBCが終わってから、その時は連絡が取れたのですが」と振り返った。

 今後の対応については、「彼の所在を確かめて、聞けるところは聞くわけですが、それがどこまでできるか、現段階では何とも言えない。今は何とか本人と連絡を取ろうとしている状態。今の段階で今後のことについて言えることはないです。本人がどういう状況にあるか、正確な情報を収集することが最優先。あした来日したとしても開幕戦には間に合わない。きょうが開幕戦の最終登録ですかね、だから、そこには入れられないですよね、今の状況だと。それだけは、はっきりしています」と話した。

 ロドリゲスは昨季56試合に救援登板し、6勝2敗、39ホールド、防御率1・15で最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。オフに2年契約を結び、支配下登録されていた。

 ロメロ氏によると、既にドミニカ共和国入りし、大リーグ球団との契約を目指すとし、米スカウトによれば、5年総額5000万ドル(約65億5000万円)規模の契約が見込まれるという。

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2023年3月29日のニュース