阪神ドラ5・戸井のパワーの秘密を探れ　父が働くラーメン店に新人記者が突撃

戸井の父親が勤める花丸軒
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　どうしても食べたくなりました。記念すべき記者としての初仕事は阪神ドラフト5位・戸井の自主トレ取材。取材の中で若虎が「大好き」と語った豚骨ラーメン。取材後に、父・誠さんが副店長を務める「花丸軒　法善寺店」へ直行しました。

　一口スープをすすると、やっぱりうまい。こってりとしたスープと中太麺がよく絡んで、箸が止まりませんでした。特にチャーシューは、口の中でとろけそうで絶品でした。

　母・夕子さん（52）によれば、ラーメン店が忙しく、父による息子へのスポーツの手ほどきは、ほぼなかったそうだ。父が多忙だからこそ、母は「野球に限らず、小さい頃からどんな遊びでも自分で考えながらしていた」と、創意工夫の精神が育まれたと振り返る。温かいスープで体はぽかぽか。戸井のパワーの秘密が分かったような気がします。

　◇北河　陽向（きたがわ・ひなた）1999年（平11）2月2日、愛知県尾張旭市出身の23歳。旭野高では技巧派左腕としてMAX130キロを計測。21年4月に入社し、紙面制作を担当する総合コンテンツ部に配属。今年1月1日付で報道部に異動し、阪神担当に着任。今年の目標は「趣味であるサウナのように読者を“熱く”させる記事を書きたい」。1メートル86、80キロ。左投げ両打ち。