ソフトB・海野 「いいバッテリー感」の幼なじみと結婚!遠距離交際を実らせ、正妻獲りへ二人三脚

[ 2023年1月5日 04:30 ]

新妻と2ショットの似顔絵を手に笑顔で結婚を発表する海野(撮影・岡田 丈靖)
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 若き女房役が伴侶を得て、次は正妻獲りだ――。ソフトバンクの海野隆司捕手(25)が結婚していたことが5日までに分かった。お相手は同じ岡山市出身で、中学校も同じ同学年の一般女性。昨年12月25日に岡山市役所に婚姻届を提出した。2年間の遠距離交際を実らせ、新春から福岡市内で新婚生活をスタートさせている。4年目の今年、幼なじみ女房の支えを受けながら大激戦の正捕手争いに割って入る。

 正妻の座を本格的に狙う前に女房をもらった。吉日とされる一粒万倍日だった昨年12月25日。2人で岡山市役所に婚姻届を出した。真面目を貫きつつも、海野のマスクが思わず緩む。

 「シンプルに一緒にいて、落ち着きますね。年上感があって、おとなしめ。家では自分がリードしています」

 ともに岡山市の出身で同じ中学校。「タカシ」と呼ばれている。「中学ではあまりしゃべってないけど、ずっと知り合いだった」。旧知の仲から自然と交際に発展。岡山―福岡の2年間の遠距離恋愛を経た。「一度もケンカをしたことがない。自分の中でやりやすいし、いいバッテリー感」。海野がふざけ、ギャグを投げ続けても見逃される空気が日常となった。あえてキャッチされない感じが心地いいという。

 プロポーズしたのは21年12月。福岡市内のホテルで食事中に「結婚してください」とド直球を投げると「よろしくお願いします」と言われた。青と白のバラの花11本も渡した。バラの本数の意味からこだわった。「最愛の人」「宝物」「大切にしたいもの」。思いはしっかりと伝わった。

 1月から福岡市内で同居。夫人は不慣れな新天地生活でも、きちんとホーム(家)を守ってくれているという。お菓子の専門学校に通った経験もあって得意料理は海野の好物、プリン。「きちょうめんで、きれい好き。料理、うまいっす。スイーツが特に凄い。手作りプリンがうまい」。盗塁阻止は捕手の仕事の一つだが、愛が詰まった“糖類”はきちんと摂取する。

 昨季は47試合出場で、うちスタメンマスクは11試合だった。今年は嶺井らも加わって捕手登録は8人。超激戦区となる。特に甲斐の壁が厚いのは百も承知。まず、捕手として柱を太くすることを目標とする。

 「1軍に居続けて去年の倍以上の成績を残したい。攻守のテーマもあるけど、自分は常に堂々としないといけない、というのがある。“こいつには任せられないな”と思われる。タクさん(甲斐)を見て学んだ。まずは堂々と」。夫人もチームも支える大黒柱としての意識が海野に芽生えている。

 ◇海野 隆司(うみの・たかし)1997(平9)7月15日生まれ、岡山県岡山市出身の25歳。4歳で競技を始め、小5から捕手一筋。関西(岡山)2年で正捕手。同年夏の甲子園出場。3年夏は岡山大会3回戦敗退。東海大で2年から正捕手で3、4年時の日米大学野球代表。19年ドラフト2位でソフトバンク入団。プロ入りから意識する言葉は「隙を見せるな」。1メートル74、82キロ。右投げ右打ち。

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2023年1月5日のニュース