能見さんと出会った縁を今度は! 阪神・才木、野球教室で「この中からプロ野球選手になって、阪神で」

[ 2022年12月5日 07:00 ]

<阪神・才木 野球教室>野球教室に参加し、小学生に囲まれる才木(中央)(撮影・成瀬 徹)
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 阪神・才木浩人投手(24)が4日、兵庫県たつの市内で江草2軍投手コーチと岡留とともに「西はりま少年少女野球教室」に参加し、小学生約110人とキャッチボール指導などで交流した。中学時代に野球教室で当時阪神のエース格だった能見から直接指導を受けた経験を持ち、「縁もあって同じチームで野球ができた。もしかしたら、この中から何人かプロ野球選手になって、阪神に入って一緒に野球をすることになるかもしれない。そういう選手を目指して頑張ってほしい」と球児たちへエールを送った。

 能見と出会った中3冬は強豪私学から誘いがなく、「見返してやれよ」と背中を押された。進学した須磨翔風でスカウトの目にとまり、16年ドラフト3位で阪神に入団。「いろいろ言葉を掛けてくださったのは、人生の中でも大きかったことなので。今は(当時と)逆の立場なので、子供たちにしっかり伝えられるように」。左腕と同じユニホームに袖を通した日々を思い返し、「人柄としてもすごく尊敬する部分がたくさんある。人としても野球選手としても能見さんみたいな人を目指してやれたら」と決意を新たにした。

 「結果ありきの世界なので結果を出して、子供たちに憧れてもらえるような人柄、選手像になれていけたらいいかなと思います」

 オフはシーズン終了後から続けるフォームの改善と股関節周辺のトレーニングを重点的に取り組んでおり、「今のところすごくいい感じ。後は細かいところが修正できてくると、より無駄な動きがなくなってくると思う」と手応えを明かした。

 右肘手術から復帰した今季は9試合で4勝(1敗)。かつて能見が背負った猛虎のエースを目指し、「中継ぎを休ませられるし、自分がしっかり投げられている証拠にもなる。こだわりを持ってやりたい」と完封と完投数の増加を来季目標に掲げた。 (阪井 日向)

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2022年12月5日のニュース