こんな時代だからこそ「癒やし」を 「隠しマイク大賞」第13代大賞に輝くのは誰?

[ 2022年12月5日 08:30 ]

2019年「隠しマイク大賞」に輝いたのは福留孝介外野手
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 師走、12月。今年も毎年恒例「隠しマイク大賞」の季節がやってきた。果たして第13代大賞に輝くのは誰か?もっか、絶賛選考作業中だ。90年2月の春季キャンプからスタートし、長い歴史のあるスポニチの超人気コーナー。しかしここ数年は苦難の道のりだった。

 予期せぬコロナ禍。新型コロナウイルスの大流行で、20年以降のプロ野球の取材現場は様変わりした。囲み取材はもちろん、選手と一緒に歩きながら話を聞く、いわゆる「ぶら下がり取材」も禁止。グラウンドにも出られず、練習前の選手らと雑談もできない。こうなると厳しい。クスッと笑える何気ないひと言など、選手の談話を集めることができなくなってしまったのだ。

 その結果、20年シーズンは隠しマイク自体が休載に。苦渋の決断だった。1年間の沈黙期間を経て、スポニチ紙面に復活したのは昨年。本当に徐々にではあるが対面の取材も増え、さらに現場の記者は耳を研ぎ澄ませて遠く離れた選手とマスク越しで会話をするなどして、何とか面白いコメントを集めた。まさに執念といっていい。少ない取材機会で集めた面白コメント集。こんな時代だからこそ、読者に「癒やし」を提供したいのは、記者たちの共通の願いだ。

 今年の隠しマイク大賞。実は大物ゲストとの「コラボ」も計画している。12球団の誰が受賞し、サプライズで誰が登場するのか…。ぜひ、楽しみにしていてほしい。
(記者コラム・鈴木 勝巳)

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2022年12月5日のニュース