日本ハム・伊藤 来季の先発起用をファンの前で公開直訴「来年沢村賞を狙いたい」

[ 2022年12月5日 06:00 ]

シーズンシートパーティーでエスコンフィルード北海道の思いを書いて笑顔を見せる伊藤(撮影・高橋茂夫)
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 今季10勝で球団では西崎幸広以来34年ぶりの入団から2年連続2桁勝利を挙げた日本ハム・伊藤が4日、札幌市内でトークショーに参加。ゲストMCで登壇した建山投手コーチに「クローザーなのか、先発なのか問題があるので、ここでアピールしていきたい」と来季の先発起用をファンの前で公開直訴した。

 新庄監督は今オフの補強次第では伊藤を来季の守護神として起用する計画があり、実際に今季終盤にテストも行った。伊藤が壇上で先発希望を表明すると、建山コーチは「彼の発言をいろいろ聞いています。来年沢村賞を狙いたい思いがある、と。強いエネルギーがあるんでしょう」と熱い思いを受け取った。

 トークショーの終盤でエスコンフィールド北海道での目標を書くコーナーがあり、伊藤は「最初に勝利投手」と記入。建山コーチが「抑えでサヨナラで勝利投手?」と冗談めかすと「もちろん先発で。開幕投手は加藤(貴)投手ということで、(公表後の)1カ月くらいはだいぶ気持ちが落ち込んでいた。北海道出身で一応2年連続2桁勝利で、今年に関しては一番イニング数(155回2/3)を投げて俺じゃないのか、と」と食い下がった。

 伊藤の必死のアピールに、建山コーチは「今のプロ野球でこういうことを言う選手はあまりいない。圧がきています。いいと思いますよ」と心意気を買っていた。(東尾 洋樹)

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2022年12月5日のニュース