西武1位指名の早大・蛭間 稼頭央監督以来4人目トリプルスリー狙う!

[ 2022年10月21日 05:29 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2022年10月20日 )

西武から1位指名を受け、バットを手にガッツポーズの早大・蛭間拓哉(撮影・光山 貴大)
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 西武がドラフト1位で指名した早大・蛭間は球団では02年の松井監督以来出ていないトリプルスリーを期待できる逸材だ。

 野手では初の西武ジュニア出身選手になる左の大学No・1スラッガーの外野手は「一番行きたい球団でしたので本当にうれしい。目標は新人王と言いたいですがその実力はまだない。一日一日大切にしたい」と喜んだ。小2で初めてプロ野球を観戦したのも当時の西武ドームで、プロを目指すきっかけとなったという。「走攻守で全力プレーしたい」と意気込んだ。

 松井監督と同じように走攻守で高い能力を持ち、1メートル77、87キロの体格もほぼ同じ。新指揮官のイメージを「クールで格好いい」と照れながら話した。元々右打ちで両打ちになった松井監督は「本当にきれいな理想の打撃をする。僕よりも打撃はいい」と絶賛した。広角に長打を打つことができ、打率を残せるタイプで足もある。将来的なトリプルスリーについて指揮官は「段階を踏んだ中で、可能性は大いにあると思う」と太鼓判を押した。(神田 佑)

 ▽松井監督のトリプルスリー 02年に打率・332、36本塁打、33盗塁で達成した。開幕から1番で起用され全140試合にフル出場。5月には2試合連続サヨナラ本塁打を放ち、6月には両打ち史上初となる5試合連続本塁打を記録するなど大車輪の活躍だった。トリプルスリーは球団では53年の中西太(西鉄)、89年の秋山幸二以来3人目で、史上8人目。以降は15年のヤクルト・山田とソフトバンク・柳田まで13年間も達成者が出なかった。

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2022年10月21日のニュース