オリ1位・曽谷 8歳の時に書いた「20歳の自分へ」のメッセージ通り“意中の球団”から指名実現

[ 2022年10月21日 05:00 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2022年10月20日 )

オリックス1位指名を受け笑顔を見せる白鴎大・曽谷龍平(撮影・西尾 大助)
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 オリックス1位・曽谷龍平投手(21=白鴎大)は、8歳の時に書いた「20歳の自分へ」のメッセージを実現させた。

 「オリックスに入ってください」

 奈良県斑鳩町出身で、幼少期から「よく家族で行っていた」という京セラドームを本拠とするオリックスから1位指名。栃木県小山市の白鴎大で中継を見ていた曽谷は表情を変えずじっと画面を見つめた。会見では「監督、コーチ、いつも支えてくれた両親のおかげ」と周囲に感謝した。

 150キロ超の直球を武器に高い奪三振率を誇り、大学No・1左腕の呼び声も高いが、「自分はそんなに凄い選手ではない」と謙そんする。そして「ここがゴールではない。新たな野球人生のスタート」と決意を新たにもした。即戦力候補左腕の獲得に中嶋監督は「先発でしっかりローテを守れる投手だと思っている」と評価した。

 ライバルたちと同じ舞台に立つ。明桜(現ノースアジア大明桜)では3年夏に金足農・吉田(現日本ハム)に敗れ、準優勝。チームメートには山口(現ロッテ)がいた。図らずも2人と同じパ・リーグへ導かれた。対戦したい選手には山口の名を真っ先に挙げ、「とにかく4年後、自分も同じ舞台で戦うんだ、という思いだった。切磋琢磨(せっさたくま)しあっていきたい」と目を輝かせた。

 「とにかく両親を幸せにしたい」と曽谷。必ず有言実行する。(小野寺 大)

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2022年10月21日のニュース