広島・新井監督「クジでも何でもこい」 1位指名公表の斉藤優汰、ロッテと競合の可能性

[ 2022年10月20日 05:00 ]

広島・新井監督
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 広島の新井貴浩新監督(45)は都内でスカウト会議に初参加した。きょう20日のドラフト会議を「楽しみ」と心待ちにし、既に1位指名を公表した苫小牧中央の本格派右腕・斉藤優汰投手(18)を高評価した。

 「一番の魅力は真っすぐの強さ。高校生でも体がしっかりしていて、まだまだ伸びる。楽しみしかない」

 最速151キロを誇る次世代のエース候補を巡っては、吉井監督を迎えたロッテが参戦する可能性がある。「クジでも何でもこいという心境。ゲン担ぎはしない。自分の運を信じています」と新監督同士の“対決”にも泰然自若だった。

 2位にも佐伯鶴城・古川雄大、日本航空石川・内藤鵬ら高校生野手が候補に挙がった。補強ポイントの一つに挙がる右打ちのスラッガー。即戦力重視から次世代に軸足を置く方針転換には、中長期的な視点で「今後のカープに何が大切か。そこが一番」と強調した。

 白武佳久スカウト部長によると、新井監督は事前に渡した映像で指名候補の特徴をすべて把握。要望は出さなくても、松田元(はじめ)オーナーの問いかけに的確な表現で私見を伝え、スカウト陣には「見てくれた選手を育てます」と明言したという。新監督は周囲を好感度で巻き込み、ドラフト会議に初めて臨む。

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2022年10月20日のニュース